制作過程

屋久杉ライアー制作4日目

こんばんは。

ハンマーワーク2日目にして、

すでに握力がなくなり始めてる千葉です。

お元気ですか。

 

今日は特に木が硬い部分がけっこうあり、

すでに握力がなくなりつつあります(*^_^*)。

あとね、時々左手の親指叩いちゃうの。

疲れてきたときは要注意だね。

木を見ていて手元から目を離した時が多い。

負傷しないように進めるよ。

 

 

樹脂が豊かなので彫るとにじみ出てきて、

1日目2日目ともまた違った感じに

なってるのが伝わるかな?

 

彫ると表面とも違った木目が現れたりして、

「美しいなあ」と。

今はご飯はまだお箸で食べれてるけど、

そのうちフォークで食べるかも(*^_^*)。

 

 

だから、ハンマーワークを10日もしたら

他のことが何も出来なくなっちゃうから

もし私の屋久杉ライアー制作受けるなら

ハンマーの所から

「幸恵さん来てください」と

言われた意味がわかったわけです。

 

 

私も初めてだったから、普段のライアー制作は

もう大きくデザインされた物が彫ってあって、

ハンマーは使わないでナイフで削っていく。

そこからスタートなんですって。

 

だから制作日程が大型でも5日なんだけど、

そこを知らず、ラフ完成するまで幾日?

そんな状態で奮闘してます。

 

 

 

屋久杉板ちゃんと向き合ってると、

時々板がふいに声を出すときがあるの。

「私、しなやかなのよ」

「もっと、思い切っていいよ」とか

 

柔らかい部分や超かったい部分が

混在していて、一筋縄ではいかず

「私が第一号で完成したら、

他の子達はそんなに大変じゃない」と

あっけらかんと伝えてくるので、

 

相当はっきりした意識を持ち、

どんな現れ方をしたいのかが、

この子の中では明確なんだなあと。

 

 

木に任せた方がよい。

そんな言葉を昨日から何回か口にしていて、

勝手にそうなるというか

私がここ深くと思ってるところは行かず

 

「えっ!行きすぎた」みたいな所に深く入ったり。

ワークを終えて何かしていたり、

寝てるときに何か感ずる物があっったり

写真を改めて見ると今日保留にしたところが

「こうしたい!」と私も木も言ってることが

わかったりして、おもしろい。

 

ライアーを持ってない友は、

私の写真を見て

「えっ!?そっから作るの?」って

なってるし、これだけで講演会開けちゃうね。

いろんなテーマでね。(^0^)

 

そんなわけで、

今日は終わりの時の写真しかとらなかった。

 

そうそう、母に私がこんなことをやっていると

ハンマー持って彫ってる姿を送ったら

「失敗しないように」って返ってきたの。

 

 

ちょっと前まで「失敗」って怖いし、

高い買い物であることは間違いないけれど、

 

一人でやってるわけじゃなくて、

講師が側にいるし「やばいかも」の時は

やる前に聞くようにしてるから、

大丈夫って自分で思えてるんだ。

 

 

もともとは、思い切りがよくて

楽天てきなはずだから、失敗を恐れず

情熱で推し進める姿勢でよいかなと。

 

 

さばけてきたなあと感じてるよ。

自分に期待するっていうか、

伸びしろいっぱいって思う。

楽しみだねって人にいうのではなくて

自分に言えるようになってきたのが嬉しい。

 

幸恵