知恵

相撲表彰式の度に想い出される祖父の仕事

こんばんは。

相撲が終わったのは昨日。

1日経つのは早いですね。

 

それにしてもまた、寒くなりました。

お元気ですか。

平地でも雪がちらつくかもなんて

所もあるようですが自愛していきましょうね。

 

 

さてと、相撲の表彰式。

なぜ祖父が想い出されるかというと

一番最初に渡される賜杯。

あれ、若き日のおじいちゃんが

ピッカピカに磨き上げたお品だから。

 

 

あの形を作ったのは先生で、

賜杯は銀で出来ているの。

そのままだと、

光ってなくて白い物体なんだけど、

磨くことでピカピカになるんですよ。

 

 

けっこう大きい物でしょう。

昨日29㎏あるっていってたかな。

 

隅から取っ手など細かいところも磨いて

ピッカピカにした若き日の祖父。

今は孫(私の代)ひ孫も

叔父叔母の代もTVであのカップを見て

「おじいちゃん」を偲ぶ記憶に馳せる人は

少ないかもしれないけれど、

 

 

年にあのカップを見る度に、

想い出される仕事をしたおじいちゃんは

今になると格好いいなと思ったのである。

 

 

人間国宝や無形文化財のように

名を残していないのだけれど、

ずっと受け継がれていくし

優勝した方の腕の中で光り輝く賜杯。

 

付加価値が付くというか、

ただの銀の優勝カップではないですよね。

私もああいう仕事をしたいなと。

 

 

 

私は残念ながら手先は不器用で、

物作りは向かないんだけれども、

ライアーと知恵、音楽を合わせて

癒やしなどの目に見えない部分を

担当しているので、

ライアーは次世代に残してあげられるけれども

記憶に残るというか魂が懐かしんでくれるような

そんな仕事をしたいなと。

 

 

 

おじいちゃんの磨いた賜杯。

長くお相撲さんに愛されて素晴らしい。

昔はそんな話をおじいちゃんと

したことがなかったのが今は残念。

黙々と作業場で銀と向き合ってたなって。

 

一途に音や作品製品と向き合っていく。

そんなところはおじいちゃんに似てるかもしれません。

私は背中でも語るけど

言葉でも5感でも語ります。

幸恵